F355ベルリネッタ 4ヶ月の作業に愛着が湧いて、、、手元に置いておきたい!!
こんにちは フェラーリ修理の jスクエア 永井です。
黄色のF355ですが、4ヶ月ほどかけて乗れるように完璧にようやく作業終了いたしました。
実は登録もしてすでに完成してから、3ヶ月ほどは経っていますがようやくまとめブログにしようと思います。
本日弊社のブログを見て、是非検討して売って欲しいという方から連絡がありお話をさせて頂きました。
修理ブログとしてUPしていただけで、販売するとは決めていなかったのです。
実は私個人的にF355のファンで売るよりか、自分で買い取って乗りたいなあと思っておりました。
自動車修理、販売の経営者としては失格ですが、あまりにも自分で手をかけすぎて途中から自分で乗ると決めて修理をしていたので、これでもか〜というぐらい部品交換や、内装などを修繕してきました。
それを察知していただいたのか『これだけのコンディションのF355は欲しい、前向きに検討させてください』と言っていただけました。
嬉しい反面、売れてしまったら寂しいし、自分の手元に置いておきたい、F355でドライブしたい思いの方が強いですw
会社名義なので、使用するときはレンタル料を会社に入れて乗る予定です ^^
こちらはエンジンを下ろして、タイミングベルト交換、ウォーターポンプ交換、ホース全取替えの様子です。
こちらはエンジン調整をしているところです。
汎用機のTEXAがエンジンの回転数などの数値を読めるので重宝しています。
バルブタイミング調整も実施したので、エンジンの調子はバッチリです。
こちらはスイッチ類、エアコン出口のベタつきを直している作業
こちらはシートを外して、カビている箇所の清掃
専用の溶剤でカビ、汚れを落としています。
塗装が必要な箇所はあまりなくオリジナルを使用できました。
F355の内装はカビやすいので、全て専用のクリーニングマシンで洗浄後にカーペットを全て剥がし、炭シートを敷き詰めて、カビを予防するように加工しました。
おそらくカビ発生する前にシートが湿気を吸着してくれるでしょう!!
エンジンフードのエンブレムは綺麗でした。
フロントのエンブレムは若干ですが、クリア塗装の下で、腐食しているような気がしたので交換してしまいました。
フェラーリエンブレムは両面テープとナットで止まっていました。
F355の交換部品です。
ほぼ全ての消耗品、ホース類、クラッチなど交換しました。
ミッションを外して、クラッチ交換、ドライブシャフトブーツを交換しているところです。
私個人的にF355が乗るのも、見るのも大好きで販売車としてみることができず、『これ自分で乗っちゃおうかな』と思いながら作業をしていた結果とんでもない点数の部品を交換していることに気づきました。
もし私が個人的に購入するとしたら、『これ欲すいい』と心から思えるぐらいのコンディションの車に仕上げることが出来たと思います。
売れてしまうのか、旅立ってしまうのか、娘は授かったことがないのですが、娘を嫁に送り出す気分はこんなんだろうなあ。う〜ん複雑( ´△`)