エンジン不調の原因究明解説
YouTubeにフェラーリF430エンジン不調の解説動画をアップしました。
0:00〜 ごあいさつ
前回に引き続き、担当するのは弊社メカニックの井口(イノクチ)です。フェラーリF430エンジン不調のご相談をいただきましたのでご紹介いたします。
1:01〜 診断
それでは、エンジン不調の原因を見つけるために診断機を使用します。
使用するのは、TEXA社製の最新診断機です。
タブレット型端末は車内に持ち込んでの作業もできますし、車体側とワイヤレス接続で診断ができてとても便利です。
4:02〜 診断結果


新型TEXA診断機には「右バンクのエンジンコントロール」にエラーがありました。
右バンクエラーの詳細を調べます。
エンジンをかけながら診断機で数値を確認します。
- 診断機が示したエンジン右バンクのインジェクター噴射時間が「5.3ms」(正常値は2.5ms)
- インテークのエアフロセンサーの吸入空気量も大幅な左右差が有り。
上記の数値から、エアフロセンサーの故障とわかりました。
部品の交換をします。
6:47〜 エアフロセンサー交換
インテークのエアクリーナーの後ろに付いているエアフロセンサー。
左右共に交換します。


センサー部分のみで交換できる車種もありますが、このF430はセンサーが刺さっているパイプ部分とのアッセンブリーでの部品供給となっています。
9:03〜 プラグの交換
エアフロセンサーの数値異常により、ガソリン濃いめの燃調になっていました。
さらに、プラグがかぶっていたため、プラグも新品の純正品に交換します。
360/430系のフェラーリは、プラグホールの真上に車体のサブフレームが覆い被さっています。
狭い場所ですが、的確に作業を進めていきます。
13:30〜 診断機で再度確認
まずは、排ガスの匂いがしないことも確認します。
エアフロセンサーとプラグの交換完了後、診断機にてエラーをリセット。
再度エラーが入っていないか確認します。
エラーも消え、先ほど左右差があったものも正常の数値を示していました。
\ これで完璧です /
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Youtube フェラーリプロフェッショナル
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